2007年11月23日金曜日

子育てと社会

子飼弾さんの「貧乏な社会で子を産むな」で触れられている、中国での子育てについて。


我々一家は、かつて中国で暮らしていたことがある。まだ次女は生まれていなかったが、長女は当時二歳。外国慣れしている私と違って、妻の方は海外の長期滞在は初めてで、さぞ大変だろうと周囲に思われていたが、実は日本よりもずっと楽だった。食事の時は、店の小姐(シャオジェ)たちが何かと娘をかまってくれるので夫婦で落ち着いて食事はできるわ、保育園は24時間いつでも娘を預かってくれるわで、子供がいても大人の時間を削る必要が実に少なかった。「それは外国人の特権では」というとそうでもなく、私の部下である中国人社員達も、あれやこれやで子供の面倒を社会が見てくれたおかげで、既婚者も独身者も同じように働いていた。それを寂しいというものもいたが、他方で既婚者であることが、特に妻の側の不利にならないという点においては日本とは比較にならないほどの男女同権社会だったように思う。もちろん楽なことばかりでなく、配偶者や子がいるからといって仕事を軽減してもらえないという点においては日本以上に厳しい社会であるのだが。おかげで当時は妻にも仕事を手伝ってもらうことも多く、私の方も楽だった。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50955373.html


現在その中国で子育て中の身ですが、同様のことを実感しています。

妻の両親が、故郷から遠く離れた不案内な土地であるにも関わらず、わざわざ夫婦揃ってこちらに滞在して子供と家庭の面倒を見てくれています。
おかげで、妻はわずか3ヶ月で職場に復帰しました。この程度の期間であればブランクが負担になるほどのこともなく、おおむね順調に元のポジションに戻れているようです。

私ももちろんずいぶんと楽をさせてもらっています。子育てや生活面での手間が軽減されることに加え、年長者が常に傍にいてくれることで、精神面での支えにもなってくれています。会社に出てばかりの私でもそう感じるくらいですから、おそらく妻に取っては相当な支えになっていることでしょうね。

そんな両親を支える血縁者や近隣の人々の存在があります。

出産の前後には、妻の故郷からたくさんの親類縁者が駆けつけてくれました。また、こちらの土地に不案内な義父母に対して、ご近所の方がいろいろと気を使って声をかけてくれています。

私が外国人だからでもない、駐在員の経済的な優位性があるからというわけでもない、「社会が面倒を見てくれる」ことのおかげだと感じています。弾さんも触れられているように、私の会社の社内でも、収入や地位、出身地に関わらず皆それなりに出産し、子育てをしながら元気に働いているように見えます。


とても共感のできるコメントがありました。

べつに、国が子供を育てないんではなくて、子育てというものが、日本では純粋に個人化
されているということでしょう。
おそらく、弾さんのお子さんを預かった中国人の家庭では、そのお子さんを自分の子供と
同様に叱ったり躾けたりしたでしょうし、また、レストランであやしている最中に何か事故っ
たりしても、たぶん“没法子”で済まされたのではないでしょうか?


中国人の感覚の中に、「お上のしでかすこと」も含めた「人知の及ばぬ天災」への諦観があるように感じています。それが、他人に過剰に求めることをしない、まさに“没法子”の境地、そして逆説的ですがそれに抗うための市井人の知恵(?)としての人のつながりなのでしょうか。
そして、これは決して日本人もかつては持ち合わせていた感覚でもあるように思うのですが、どうもわずかな名残を残しつつ消え去りかけているように感じてしまいます。

2007年11月13日火曜日

Googleニュース日本語版のAtom/RSSフィード

Google Reader のフィードが少し整理されたところで、欲を出してニュース系のフィードを追加してみることにしました。主要新聞社のニュースについては既にメルマガを購読していますので、毛色の違った物を探していたところ、良い記事に行き当たりました。


Googleニュース日本語版のAtom/RSSフィード

http://d.hatena.ne.jp/Gimite/20061205/1165287606


こちらの記事を参考に、Googleニュースのフィードをいくつか追加してみました。


せっかくですので、GoogleニュースのフィードURL一式をまとめておきます。



Google Reader のフォルダ分け

今更気づいたことなのですが、Google Reader でフィードをフォルダに振り分ける際に、複数のフォルダに所属されることができるんですね。1年以上使ってきましたが、今まで気づいていませんでした。一見ツリー状に見えてその実網状というあたりが、Googleらしいなと感じさせられます。


実は、フォルダ分けの機能自体もつい最近に使い始めたばかりです。


今まではフラットなままで上のフィードから順に読んでいくような使い方をしていたのですが、登録フィードが200を越えたあたりからはさすがに一日で読み切れないことも多くなってきました。余り熱心に目を通す必要のないフィード(ニュースサイト等)は後回しにしていましたが、それも面倒ということでフォルダ分けに着手してみた次第です。


とりあえず、ニュースサイトと写真系のサイトを別フォルダに納めました。

ニュースサイトの方は「リスト表示」にしてめぼしい見出しのみ開いてみる形に、逆に写真系のサイトは時間のあるときに撮っておく、というような使い分けです。

複数のフォルダに所属させられることがわかったので、もう少しフォルダ分けを工夫してみようかなと思います。

2007年11月8日木曜日

Webアプリ専用ブラウザ「Prism」で複数アプリケーションを立ち上げる

Prismのその後ですが、なかなか快調に使えています。Camino と比較しても遅いと感じることはありませんでしたので、もうしばらくこのまま使ってみようかと思っています。


ただ、少しコツが必要でしたので、メモを残しておきます。


◆複数のアプリケーションを同時に起動するには。

例えば、Gmail と Googleカレンダーを同時に使いたい場合、それぞれにアイコンを作って起動させるものだと思ったのですが、やってみると「Close Prism: A copy of Prism is already open. Only one copy of Prism can be open at a time.」という、重複起動はダメよのメッセージが出てきて起動できませんでした。


しばらくあれこれ試してみたところ、リンクをクリックした時の挙動が、以下のようになっているようでした。厳密に検証した訳ではないので、違っていたらごめんなさい。

- リンク先が同じドメイン(例えばgoogle.com)であればPrism内で新しいウィンドウが開く。

- それ以外は、OSで設定した標準ブラウザで開く。


(追記)やはり、まれにこの法則とは違った動きをする(別のドメインでもPrism内で開く)こともありました。


ということで、急場しのぎとして、

- PrismアプリケーションとしてはGmailを立ち上げる。

- Gmailで自分宛に必要なURL(カレンダーやReader等)を送っておく。

- メール内のリンクをクリックすると、Prism内で別ウィンドウが開く。

という方法で、必要なアプリケーション達を開くようにしています。


これで、とりあえず「google.com」内のアプリケーションであれば、複数同時に立ち上げることができました。幸い、会社で常時使うものは、これでなんとかまかなえました。


この問題は、何となくMac版だけの問題のような気もしますが・・・。

(追記)Bugzilla に登録されていました。やはりMac版固有の問題のようでした。

https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=402317



通常のwebブラウザは、Safari に戻してみました。久しぶりのSafariですが、フォントの表示が非常に美しいのが嬉しいですね。Camino でも、フォントの表示方法をSafariと同じような方式にした、というような記載がリリースノートにあったのですが、まだ何かが違っているのでしょうね。


それから、少し使いにくい点を発見。


1. ウィンドウのタイトルバーが常にアクティブ色のまま。

キーを押しても反応しないと思ったらバックグラウンドだった、というポカをたまにやってしまいます。クローズボタン等はグレーアウトするのですが、やはり見辛いですね。


2. ページ内の検索ができない。

Gmail や Google Reader で調べものをするときに気づきました。致命的な問題ではありませんが、ぜひ欲しいところですね。

2007年11月7日水曜日

Prism に Proxy を設定する

PrismにProxyを設定しよう見渡したところ、メニューには「Quit」しかありません。
会社ではProxyを設定しなければwebにアクセスできませんので、探しまわってみたところ、見つかりました。おおむね Mozilla と同じ要領ですね。

設定手順は以下の通り。

1. Prism を終了する。

2. 設定ファイルを探す。
~/ライブラリ/Application Support/Prism/Profiles/********.default/prefs.js

3. テキストエディタで開いて、以下の設定を追記する。ProxyサーバのIPアドレス、ポート番号はサンプルですので、各自の環境に合わせて変更してください。

user_pref("network.http.proxy.version", "1.0");
user_pref("network.proxy.type", 1);
user_pref("network.proxy.ftp", "192.168.10.10");
user_pref("network.proxy.ftp_port", 8080);
user_pref("network.proxy.gopher", "192.168.10.10");
user_pref("network.proxy.gopher_port", 8080);
user_pref("network.proxy.http", "192.168.10.10");
user_pref("network.proxy.http_port", 8080);
user_pref("network.proxy.no_proxies_on", "localhost");
user_pref("network.proxy.share_proxy_settings", true);
user_pref("network.proxy.socks", "192.168.10.10");
user_pref("network.proxy.socks_port", 8080);
user_pref("network.proxy.ssl", "192.168.10.10");
user_pref("network.proxy.ssl_port", 8080);

Webアプリ専用ブラウザ「Prism」を使用する

Mozillaから「Webアプリ専用ブラウザ」を銘打ったアプリケーションが公開されたそうです。

WEBアプリ専用ブラウザのPrismを使ってみる
http://japan.cnet.com/blog/kichi/2007/11/05/entry_25001142/?tag=nl


どんなものかと思ってサイトを覗いてみると、嬉しいことにMac版も公開されています。
ということで、さっそく自分の Power Book にもインストールして試してみました。

ニュースを見たときに「Webアプリ専用ブラウザ」って何かと思ったのですが、Mozillaでは「based on a concept called Site Specific Browsers(SSB).」と紹介されています。特定のサイトを閲覧することを目的とした、個別のwebブラウザといったところでしょうね。

以下、Mac OS X (Tiger) でのインストールと設定のガイドです。

1. Prism をダウンロードする。
http://wiki.mozilla.org/WebRunner#Latest_version
こちらの「Install(Mac)」をダウンロードしてください。

2. ダウンロードしたアプリケーションを、「アプリケーション」フォルダに移動する。

3. Prismを起動する。




4. 下図のような設定シートが表示されるので、Prism で利用したいwebアプリのURL等を入力します。






ここで設定した内容が、アプリケーションアイコンとして作成されます。アイコンをどこに作成するのかを、「Create Shortcuts」で選択します。


後の操作は、いつものwebブラウザと変わりません。HTTP_USER_AGENT は、以下のようになります。

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O 10.4; en-US; rv:1.9a9pre) Gecko/2007110108 prism/0.8

Gmailの受信トレイを開いた状態で、占有メモリサイズを Firefox と比較してみました。63.31M→45.81MBということで若干のメモリ節約になるようですが、実用上は両方とも起動するでしょうから、システム全体で見れば使用メモリは増加してしまいますね・・・



とりあえず、しばらく利用して使用感を見てみたいと思います。
いまは Gecko + Cocoa な Camino をメインのブラウザとして使っていますが、Gmail 等を Prism 上で常用できそうであれば、速度面で有利な Safari に戻せるかなぁと期待しています。

2007年11月6日火曜日

Gmailでメールを読む(3)検索

今日もGmailのお話。

GmailもGoogleのツールですので、便利な(ある意味マニアックな)検索が使えます。
基本的にはweb検索と同様に検索ボックスに単語を入れるだけですが、メール検索ならではのキーワードもあります。

個人的によく使っているのは以下の4つ。
 - 「from:」差出人を指定して検索できる。メールアドレスでも、表示名でもOK。
 - 「to: 」宛先を指定して検索できる。同じく、メールアドレスでも表示名でも、それらの一部でもOK。
 - 「-(ハイフン)」除外キーワードが指定できます。ありがちなキーワードで検索するときに重宝する。
 - 「subject:」件名に含まれる単語で検索できます。

キーワードは他にもたくさんあります。ヘルプに詳しい記載があります。
Gmailヘルプセンター「詳細検索を行うにはどうすればよいですか。」
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=7190


ちなみに検索ボックスに移動するための「/」というショートカットがあります。

ところで、Outlook Express を使っている人で、差出人毎のフォルダを作っているのを見かけます。これも、Gmailではアドレス帳(連絡先)から人を選択すると、その人のメールアドレスが含まれるメールが抽出されます。
なかのひと