2006年11月26日日曜日

事務所の停電

近頃は日が落ちるのもずいぶん早くなりました。
夕方の5時ともなれば、表はもう真っ暗。
遠くの幹線道路沿いにぽつぽつとともる街灯のオレンジ色の淡い光が、田舎のわびしさをよりいっそうかき立てます。

早番の社員達が5時で退勤して少し寂しくなった事務所で、インスタントコーヒーをすすりながらそんな窓の外の景色を眺めながめて和む、そんな金曜日の夕暮れにやってきました停電が。
照明がちらついて、あっと思ったときにはもう真っ暗。

こんなこともあろうかとで導入しておいた超巨大USPがしっかりと稼働してくれたおかげで、パソコンだけはしっかり稼働しています。照明の消えた部屋でみんなの顔が液晶モニタの明かりに照らし出されて即席お化け屋敷状態。
20代前半女子ばかり(?)の事務所はきゃーきゃー大騒ぎ。
残念ながら、こういうときに気の利いた中国語が繰り出せるほど語学堪能な自分ではなく。

ちなみにこのUPS、パソコン500台とサーバラック2本分を公称1時間(実際は30分くらい)稼働させられるすぐれもの。フロア中のパソコンへの給電は全てこれを経由しています。

とりあえず各チームの責任者に適当に指示しつつ状況確認です。

関係ありそうなところに電話をかけながら事務所を出ようとしたところ、廊下も真っ暗。
仕方が無いので、携帯の液晶モニタの明かりで足下を照らしつつ、そろそろと階段を降りました。
せっかくUPSまで付けたのだから、ついでにまともな非常灯を付けときゃ良かったです。

おもてに出たところで原因はすぐに分かりました。
すぐそこの柱上トランスが炎に包まれています。
白煙が上がる程度のものは見たことがありましたが、燃えているのは初めて見ました。

消防車は既に呼んだということなので、こっちはこっちの対策を。

ちょっとやそっとでは回復しそうにありませんので、UPSのバッテリが切れる前に、とっとと自家発電機を起動させます。
気温が下がってきているので少し心配でしたが、何の問題も無く一発で起動。
発電開始が確認できたところで、配電盤から給電経路を切り替えて、事務所の全ての電源が復活しました。

事務所に戻ると、もういつも通りの風景に。
停電自体は年に4、5回あるので、皆慣れてきてるんですね。

燃料が残り8時間分だけだったので、念のため追加を手配。
現金決済のお国柄、併せて燃料代分の現金も手配。
燃料は軽油なのですが、だいたい1時間分で1万円くらいとかなりの大食いなので大変です・・・


柱上トランスの修理は、電業局といういわゆる電気担当のお役所が行います。
翌日は土曜日ということでお役所が動いてくれるかどうか心配でしたが、ありがたいことに翌朝には無事復旧してもらえました。

ということで、配電盤を戻し、自家発電機を止めて対応終了。
発電機の点検ついでに、クーラントを冬期用のものに交換しておきました。

発電機高けーなUPS高けーなと思ってたんですが、役に立つモノなんですよねぇこれが。
ちなみに、ひとつ目の写真が発電機、ふたつめの写真がUPSたちです。

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なかのひと