2006年12月19日火曜日

土曜日の話になりますが、この冬始めてかな?雪らしい雪が降って積もりました。

困ったのが通勤。
自転車以外だと普段はタクシー通勤なのですが、これがなかなかつかまらない。
相乗りをしようにも、勤務先が辺鄙な場所なのでまずダメ。
というか、チェーンはおろかスタッドレスやスパイクすら着用率は一桁パーセントっぽい土地柄で、勤務先の山を無事に登れるのかどうかあやしいところです。

そんなわけで、大事を取って近い方の職場に徒歩で出社することにしました。

道中では案の定、そこかしこで車がスタックしまくってました。
路線バスも激しくドリフトしていて危険です。これはさすがに初めて見ましたが、動画でも取っておけば良かった・・・

そんな雪も、週末中には道路上の除雪も終わり、週明けには普通の交通状態に復帰しています。

ちなみに、この除雪作業というのが中国らしく人海戦術です。
市の清掃局に所属するおばちゃんたち、普段は歩道を掃き掃除してくれていたりするわけですが、雪が降るとホウキとシャベルでひたすら道路の雪をはねとばしまくります。
雪が落ち着くまで、ずっとやってます。

除雪車よりも低コストで運用できて、かつ雇用創出にもなるので良し、ってことなんでしょうね。

2006年12月4日月曜日

携帯電話の買い替え

ちょっと前の話になりますが、中国で使っている携帯電話を買い替えました。
今まで使っていた携帯電話の充電が出来なくなってしまったので、閉店間際のデパートに駆け込んで、買ったのはこれ。

●Motorola PEBL U6
http://www.motorola.com/consumer/v/index.jsp?vgnextoid=015da0327880b010VgnVCM1000008206b00aRCRD&show=productHome

取引先の関係で、メーカーはモトローラです(実はノキアがかなり欲しかった)。
スマートフォンにも興味はあるものの、とにかく高いので、型落ちした中級機種から選択しましたが、それでも2万円弱。1年ほど前に出たものなので、日本なら1円で売ってそうなところなんですけどね。
スマートフォンだと、安いものでも5万円くらい、高価なものだと10万円を超えてしまいます。
日本の携帯の安さが恋しい・・・

SIMカード方式なので、新しい端末の裏蓋を空けて、自分でカードを差し込むだけ。
電話帳等の大事なデータはSIMカード側に入れてあるので、移行作業はこれだけで終わります。
こういうのは便利ですね。


というわけで、今まで使ってみた感想。

・充電端子が mini USB 端子っぽかったので、デジカメのケーブルでパソコンに接続してみたら、充電が始まった。データの交換には Bluetooth があるので、むしろよけいな挙動が無くて良いかも。

・内蔵カメラはダメ。30万画素なのでそれなりですね。とりあえずキッチンからの眺めを貼り付けておきます。

・Bluetooth でパソコンと気軽に繋がるのは便利。ただし、メモリは5MBだけで増設も不可。MP3をひとつ転送したら終わり・・・

・液晶はきれいで嬉しい。こっちの携帯は、液晶の品質まで気が回っているものは少ない。

・Operaらしきwebブラウザが内蔵されているけど、中国語の公式サイトを見ても面白くないので使わない。

・ハードウェアとしての作りはしっかりしていて、手触りなんかも高級感があるので嬉しい。しかし、内側が鏡面仕上げなのですぐに脂っぽくなってしまうのがちょっと嫌。


なんというか、全体的に「グローバルスタンダード」な感じとでも言えばいいんでしょうか。
パソコンなんかと簡単に繋がっちゃったり、USBで充電できたりするのは便利ですね。
逆に、日本のケイタイのように、キャリアのサービスと密着した使いやすさっていう意味ではだいぶ劣っちゃいますね。Emailサービス使うのに、自分でpopサーバ名を設定しないといけなかったりとか。

2006年11月26日日曜日

事務所の停電

近頃は日が落ちるのもずいぶん早くなりました。
夕方の5時ともなれば、表はもう真っ暗。
遠くの幹線道路沿いにぽつぽつとともる街灯のオレンジ色の淡い光が、田舎のわびしさをよりいっそうかき立てます。

早番の社員達が5時で退勤して少し寂しくなった事務所で、インスタントコーヒーをすすりながらそんな窓の外の景色を眺めながめて和む、そんな金曜日の夕暮れにやってきました停電が。
照明がちらついて、あっと思ったときにはもう真っ暗。

こんなこともあろうかとで導入しておいた超巨大USPがしっかりと稼働してくれたおかげで、パソコンだけはしっかり稼働しています。照明の消えた部屋でみんなの顔が液晶モニタの明かりに照らし出されて即席お化け屋敷状態。
20代前半女子ばかり(?)の事務所はきゃーきゃー大騒ぎ。
残念ながら、こういうときに気の利いた中国語が繰り出せるほど語学堪能な自分ではなく。

ちなみにこのUPS、パソコン500台とサーバラック2本分を公称1時間(実際は30分くらい)稼働させられるすぐれもの。フロア中のパソコンへの給電は全てこれを経由しています。

とりあえず各チームの責任者に適当に指示しつつ状況確認です。

関係ありそうなところに電話をかけながら事務所を出ようとしたところ、廊下も真っ暗。
仕方が無いので、携帯の液晶モニタの明かりで足下を照らしつつ、そろそろと階段を降りました。
せっかくUPSまで付けたのだから、ついでにまともな非常灯を付けときゃ良かったです。

おもてに出たところで原因はすぐに分かりました。
すぐそこの柱上トランスが炎に包まれています。
白煙が上がる程度のものは見たことがありましたが、燃えているのは初めて見ました。

消防車は既に呼んだということなので、こっちはこっちの対策を。

ちょっとやそっとでは回復しそうにありませんので、UPSのバッテリが切れる前に、とっとと自家発電機を起動させます。
気温が下がってきているので少し心配でしたが、何の問題も無く一発で起動。
発電開始が確認できたところで、配電盤から給電経路を切り替えて、事務所の全ての電源が復活しました。

事務所に戻ると、もういつも通りの風景に。
停電自体は年に4、5回あるので、皆慣れてきてるんですね。

燃料が残り8時間分だけだったので、念のため追加を手配。
現金決済のお国柄、併せて燃料代分の現金も手配。
燃料は軽油なのですが、だいたい1時間分で1万円くらいとかなりの大食いなので大変です・・・


柱上トランスの修理は、電業局といういわゆる電気担当のお役所が行います。
翌日は土曜日ということでお役所が動いてくれるかどうか心配でしたが、ありがたいことに翌朝には無事復旧してもらえました。

ということで、配電盤を戻し、自家発電機を止めて対応終了。
発電機の点検ついでに、クーラントを冬期用のものに交換しておきました。

発電機高けーなUPS高けーなと思ってたんですが、役に立つモノなんですよねぇこれが。
ちなみに、ひとつ目の写真が発電機、ふたつめの写真がUPSたちです。
なかのひと