2008年8月21日木曜日

半年ぶり

半年も間を空けてしまいました。

多忙を言い訳に書かない日がずるずると続いてしまったのですが、ここにきて体調を崩してしまい、入院、手術、自宅療養という思わぬ「夏休み」ができてしまいましたので、これを機にまた書き始めようと思います。

と書くと大げさなのですが、病気そのものは「気胸」という、肺に穴が空いて空気の抜けた風船のように縮んでしまうというごくシンプルなもの。進行性の病気ではなかったのは不幸中の幸いでした。
軽症(肺の穴が小さい場合)であれば安静にしているだけで自然治癒するものだそうですが、今回は穴が大きすぎたことと、そのせいで肺が本来の5%の大きさにまで潰れてしまっていたということで、胸を開けて肺の穴を縫い合わせるという手術を実施してもらいました。

入院中の10日間はネットもテレビも無い静かな環境でしたので、積ん読の山をだいぶ片付けることができました。読書感想文はまたいずれ書きたいと思います。

自宅に戻ってからは未読のメールとRSSの片付け。直前に1ヶ月以上の出張に出ていたこともありどちらもほとんど放置していた結果、数千通単位で溜めてしまっていたものに、ようやく全て目を通すことができました。
久しぶりに自宅のADSLでネットに接続しているのですが、オリンピックのおかげか、開けるwebサイトも以前よりずいぶん増え、また日本など海外のサイトへのアクセス速度もずいぶん速くなったように感じました。

そんなこんなで、ちょうどお盆の時期ですし、自宅でのんびりと夏休みを過ごしています(在宅勤務状態とも言いますが)。

2008年2月10日日曜日

新年の景色

TakNakayamaさんから頂いたコメントに返信しようとしたところ、またしても中国から blogspot.com へのアクセスが遮断されてしまっていましたので、新たにエントリーを起こすことにしました。


餃子に囲まれて迎える新年がどんな風景になるのか、想像をたくましくして楽しませていただきました。見た目や習慣は日本と全然違っても、新年を迎える厳粛な心には国を超えて共通するものがあるのでしょうね。


自家製餃子にも地域性があるようで、うちの義父母の作る物は南方のものとでも言うのか、小ぶりの一口サイズで野菜が多いタイプのものです。


新年の空気というのは、日本ともどことなく似ているなと感じます。皆実家に戻って家族水入らずの年越しで、車や人が減った街の景色は、少し懐かしくもあります。工場等もほとんどはお休みになりますので、澄みかえった青空が見えるあたりもそっくりです。

テレビ番組は、過去の年越し番組を繰り返し流したり、映画が多かったりと、かなりお正月モードとなります。日本に例えると、昔の紅白を何年分も再放送しているような感じです。


今日は、半年前に北京に移動になった元同僚夫婦が、里帰りの足で遊びにきてくれました。慣れない環境での苦労は絶えないようですが、元気に頑張っているようで何よりでした。


新年早々の小さなトラブルが発生。以前から調子の悪かったキッチンの下水が逆流してきてしまいました。慌てて管理会社に電話すると、こちらはちゃんと当直の方がいましたので、すぐに配水管の掃除をしてもらえて解決しました。建物が古く、水回りの老朽化は特に激しいようです。


新年早々トラブル

昨日のことになりますが、会社で設備故障があり、慌ただしい年明けとなってしまいました。


せっかくのお正月ですから、会社全体をお休みにしたいところなのですが(管理職的には、休日出勤で給与が3倍になってしまうという理由もありますが)、日本向けのどうしても止められないラインがあるので最低限の規模で稼働していました。


と、朝一番、当番の人間から「○○が動かない」との電話があり、症状を聞いているとどうやらどこかの機械が故障してしまった様子です。慌てて当直の設備担当者に連絡をしてみたところ、なぜか「いま自宅なのでタクシーで現地に向かいます・・・」とのこと。え?と思いながら、とにかく急いでもらうよう伝えて、自分も自転車を飛ばして現場に向かいます。


トラブル発生から1時間ほどしてようやく設備担当者が到着、いくつかの対処を行ってトータル2時間で仮復旧となりました。


復旧後のあれこれが一段落したところで、なぜ当直者の彼が自宅に居たのかを尋ねてみると、どうやら彼の上司から「自宅で待機して問題があった時に呼ばれたら出社すれば構わない」という指示を受けていたとのこと。お正月のシフト勤務は毎年のことなのですが、この数ヶ月は大したトラブルも無かったことから、勝手にそういう解釈になってしまったようです。


気持ちは分からなくもないけれど、事前に一言相談して欲しかったなぁ。


2008年2月7日木曜日

2008年の春節

今日は旧暦の元旦、今年もまた春節がやってきました。去年までは同僚達と集まって騒ぎながら過ごすのが通例でしたが、今年は息子と義父母もいるため、家族揃っての中国式の年越しとなりました。
ゆうべは年越し蕎麦ではなく年越し餃子を食べながら紅白に似たテレビ番組を見ながら家で静かに過ごすあたりは、日本とも似た雰囲気です。お楽しみの花火と爆竹も、今年は観戦だけで我慢しました。
ちなみに餃子は噂の冷凍モノではなく皮まで全て手作りです。私の周囲ではこれが普通。味の好みもありますが、特に義父母の世代は既製品をあまり信用しないようです。
今日は残念ながら仕事があるので出社しました。元旦らしく道路も空いていて街も静かで、のんびりした一日になりました。
今の住まいは妻の実家とは少し離れているため、お墓参りも親戚回りも無し(中国でもこれがけっこう大変)。初詣も当然ありませんので、本当に静かな静かなお正月です。

2007年12月31日月曜日

年越しにあたっていくか

今回の年越しは、本当に久しぶりに実家に戻っています。

仕事がちょうどひと山を越えたこともあって、思い切って11連休を取り、息子を連れて帰ってきました。祖母にもようやく曾孫の顔を見せることができ、人生の中の一仕事が片付いた気分です。

11月、12月と、中国以外の国への新規ライン立ち上げがあり忙しく働いていました。この時にもいろいろと面白い経験があり、ちょっと時が試算したくなるような良い仕事ができたこともあって、いずれ文章にしたいなと思います。

中国での事業については、二つの大きな環境変化がありました。
おそらく中国のほとんどの日系企業が影響を受けたであろう、法人税率の変更と2008年からの労働法改正です。前者は、これまでの外資系優遇を改めて国内企業と同じ基準での課税をしようという施策の変更で、後者は労働者を保護するために企業への規制を強めた法改正となります。
オリンピックイヤーを迎え、国内市場の成長を背景にした「世界の工場」脱却に向けての一歩かと思います。が、掘り下げると様々な課題が見えてくる非常に興味深い話でもありますので、これもまた将来的に詳しく触れてみたいと思っています。


私の実家はネット環境も無い田舎の家なのですが、携帯電話のX01HTと、ZEROProxyというソフトの組み合わせで、昔懐かしいダイヤルアップ程度の速度でwebアクセスを確保できました。そんな田舎のことについても、いま改めて客観と主観の入り交じった視点から眺めるとずいぶん面白いことがたくさんありましたので、またいずれ。

さて、とりとめも無くなってきましたのでこのへんで。皆様、良いお年を。

2007年11月23日金曜日

中国からblogspot.comへのアクセス

もうすっかり年中行事と化していますが、また中国から blogspot.com へのアクセスが遮断されているようです。なぜかブログ管理用システムがある blogger.com へのアクセスは過去一度も(自分の経験している範囲ですが)遮断されたことが無く、おかげでこうやって投稿もできているわけですが。

中国の道徳状況

今日は、福島香織さんの「中国の女性人身売買」というエントリから。

李楊:中国人の人間性、仁の欠如。そうそう、最近こういう事件もあったね。南京市でおばあさんが車にぶつかってこけて足を折った。通りがかりの親切な人が、同情して彼女を病院につれていってあげたら、そのおばあさんは、その親切な人が自分にぶつかったから足を折った、と裁判所に訴えて、その人、結局治療費の半額を払わされた。
親切な人は自分が彼女にぶつかったのではない、と主張しても証明できない。裁判官は親切な人に言ったそうだ。「君がぶつかった犯人ではないなら、どうして彼女に親切にしたんだ?」。中国の道徳状況は、すべてがこの調子だ。

http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/395966

先日は、子育ての局面で触れる中国社会について書きましたが、一方ではこういったことも、中国で暮らす日々の中では実感させられます。機を見るに敏とでも言うのか、この記事に挙げられているような「落ち目」の相手に対しては、我が身に累が及ばないように遠ざかることを徹底しています。

通勤中などで、週に一度くらいは必ず交通事故の現場に出くわしてしまうのですが、ギャラリーは多数なれど皆遠巻き。たとえ人身事故であっても、誰かが救急車を呼ぶ訳でもなく、あくまでギャラリーとして眺めているだけです。

ま、そんなギャラリーの輪の外で傍観しているだけの自分もいる訳ですが・・・。

李監督が「国内版と国際版では結末も違うよ」に対して、福島さんが「国内版は共産党や警察が正義の味方で、ヒロインを救出して大団円なんだと想像。」、これ凄く分かります。テレビのドキュメンタリーなんかがこんな感じで「演出」されているのをよく見かけますので。


余談ですが、李監督が「ヤミ炭坑を体当たり取材して、「危うく殺されそうになった」とも語っている。」と語っており、福島さんも取材を断念したと述べられているように、本当に危険なところのようです。

石炭王国中国で起きた惨事 「ヤミ炭坑主と悪徳役人」が記者を殺す
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070131/118083/


この事件も「悪徳な地方役人を厳しく取り締まる中央政府」といった構図で報道されていたように記憶しています。分かりやすい・・・。


更に余談を重ねますが、中国の炭坑事情については、NHK BS で良いドキュメントが放送されていたようです。

中国の炭坑残酷物語
http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20070411
なかのひと